財務省OBで嘉悦大教授の高橋洋一氏が12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳水原一平容疑者(39)が違法スポーツ賭博問題をめぐり銀行詐欺の疑いで訴追された件で、私見を述べた。

高橋氏は、水原容疑者の手口について、米専門テレビ局ESPNの報道を引用しつつ記したポストを引用。「ここまで酷いとは。大谷さんが悪いと言っていた人は息できないだろ」とつづった。続く投稿で「水原氏がここまで酷いと、ドキュメンタリー映画を作ってその収入で大谷さんに損害賠償するという案もできそうもないな」と記した。

米カリフォルニア州の司法省は11日(日本時間12日)の記者会見で、マーティン・エストラーダ検事が水原容疑者をめぐる問題の捜査結果を公表した。水原容疑者が違法なブックメーカーへの借金を返済するため、大谷の銀行口座から合計1600万ドル(約24億円)以上を不正に送金していたと指摘。これまで明らかになっていた「少なくとも450万ドル(約6億7500万円)」の4倍近い金額が、大谷の銀行口座から送金されていたという衝撃の事実が明らかになった。

高橋氏の投稿に対し「この事実を知って大谷さんは本当にショックだったろうな。今、よくあんあに頑張れるなぁと思う」「この取引額ならマネロンを疑われた事も納得しました」「盗られたお金は返ってくるのでしょうか。大谷さんも可哀想すぎます」などとさまざまな声が寄せられている。

高橋氏は先月26日のYouTube生配信で、大谷が「彼(水原容疑者)が僕の口座からお金を盗んで、なおかつみんな僕のまわりにもそうですね、うそをついていた」などと話した声明や、自身の関与を否定した件について「もし嘘だったら大谷さんは選手生命を失っちゃうから、まあ正しくしゃべってるでしょうね」「大谷さんが(水原氏の)指示通り送金したっていうのはないと思う。水原さんと2人で送金したとか、まず考えられない」などとの見方を示していた。