◇パ・リーグ 西武3―0オリックス(2024年4月3日 ベルーナD)

 6年ぶりにチーム復帰した西武・炭谷銀仁朗捕手(36)が攻守で勝利に貢献した。

 お立ち台に上がった炭谷は目が真っ赤。涙をこらえるように大声で「ただいま〜!」と絶叫した。

 先発マスクではドラ1左腕・武内を7回1安打無失点でプロ初勝利に導いたが、「武内が素晴らしい球を投げてくれたので僕は何もしてません」とルーキーを称えた。

 打席では8回2死二、三塁で三遊間にゴロ。強肩ゴンザレスとの競争になったが、必死に走った炭谷の足が早く、1点を追加することに成功した。

 巨人、楽天と渡り歩き、戻ってきた古巣の勝利に貢献。ベテランの目に感極まるモノが光った。