関東学生陸上競技連盟は2日、1日付で任意団体から一般社団法人として新たなスタートを切ったことを報告した。役員も改選となり、会長には東海大名誉教授の植田恭史氏、駅伝対策委員長に青学大監督の原晋氏が就任した。

 植田会長は「本連盟の法人化の目的は一つにこれまで蓄積した財産を守ることがあります。二つ目は、連盟組織の透明性と健全な運営をするためです。そして、三つ目は本連盟に対する社会的信用力の向上にあります」と、説明した。

 箱根駅伝は昨年度の第100回大会は、地方大学にも門戸が開かれ、予選会に参加したが、本戦出場を決めた大学はなかった。101回以降は通常通り関東学連所属の大学、選手のみとなることが決まっている。原監督はかねてから箱根駅伝の全国化を提唱しており、正月の風物詩を巡る今後の動きが注目される。