香川県内最年少で防災士の資格を取得した小学生の女の子が高松市にいます。3月29日、講座を受講するために通った香川大学を訪問し資格取得を報告しました。

香川大学、上田夏生学長の質問にはきはきと答える女の子。

「稲月あかり、防災士、10歳です」

高松市に住む稲月あかりさん10歳。これまでの11歳という記録を塗り替え、県内最年少の防災士になりました。

(稲月あかりさん)
「四国では南海トラフ地震の危険性が高いので、それについて知識をつけてみたりとか、学校とかでも役に立てたらうれしいなと思って取得した」

週末に3〜4時間勉強したというあかりさん、香川大学で開かれた養成講座と試験を突破し、2024年2月に防災士になりました。

(稲月あかりさん)
「最年少記録を超えたからやってやったぞ!という気持ち。教室でもちょっと騒ぎになったから。結構、鼻が高い」

そんなあかりさんを見守ってきた母親の理恵さん。一緒に勉強を重ね、なんとお母さんも同時に防災士になりました。

(稲月理恵さん)
「1人で講座に送り込むわけにはいかないので、じゃあ一緒に受けようか、って言って受けた。しぶしぶね。親子で受かってよかった。自分だけ落ちなくてよかった(笑)」

そんな2人が29日、上田学長に合格を報告、お父さんもすでに資格を取得していて、防災士一家の誕生となりました。

(稲月あかりさん)
「南海トラフ地震の予想があるので、もしかしたら今すぐに来るかもしれないので、しっかり対策をしてねって呼びかけたい」

香川県内最年少防災士、稲月あかりさん、彼女の、そして親子での今後の活躍に期待がかかります。