TBS系番組『日立 世界ふしぎ発見!』のレギュラー放送最終回が30日に放送された。かつてレギュラー出演していた元プロ野球選手の板東英二さん(83)が過去の映像に登場したことで、ネット上は大いに盛り上がった。
1986年の放送開始から38年の歴史がある人気番組だが、この日でレギュラー放送を終える。3時間スペシャルとなった番組内では過去の映像が次々と流れ、黒柳徹子(90)とともに放送開始時から出演していた板東さんの姿も映った。
板東さんの個人事務所は2012年、名古屋国税局から約7500万円の申告漏れを指摘された。国税庁の確定申告啓発ポスターに起用された過去もあったことから批判を浴び、テレビ出演が激減。「日立 世界ふしぎ発見!」も降板した。YouTubeチャンネルも7年前を最後に更新が止まっている。
これらの経緯から、X(旧ツイッター)では放送中に板東さんの名前がトレンド入り。「板東英二が映ってた」「居なかったことにされてなくて良かった」「板東英二も最後に出て欲しかったなぁ」「脱税やろ?政治屋連中も、腐るほどやっとるやんけ。なんで板東英二はあかんねん」などの反応があった。
さらに話題は野球選手だった時代にも拡大。「板東英二って野球選手だったのか。トレンドで初めて知った」「甲子園のガチのスター(それこそ斎藤佑樹みたいな)だった人なのやぞ…」「板東英二は甲子園1大会の奪三振記録を未だに破られていない伝説の投手だ!」「板東英二ほどのスーパーエリートをリリーフエースにした中日のひとつの先見性みたいなのは感じます」など、さまざまな声が出た。
板東さんは1958年に徳島商で夏の甲子園に出場し、現在でも破られていない大会通算83奪三振の記録を残した。高卒後はプロ野球の中日に入団し、プロ通算77勝を挙げている。現役引退後はタレントとして日本テレビ系「マジカル頭脳パワー!!」などの司会で人気を集めた。