日本列島では黄砂の影響が続いています。今日は東京と大阪で黄砂が観測されました。明日にかけて黄砂の影響が続くほか、花粉も多く飛ぶため対策が欠かせません。

今年初の黄砂を観測

気象庁は30日午前、大阪市と東京都心で黄砂を観測したと発表しました。現在、気象庁は大阪と東京の2地点で目視観測を行っていますが、いずれも今年初めての観測です。衛星画像にも、日本列島周辺にうっすらと茶色っぽく写っているエリアがあり、黄砂が飛んできていることがわかります。

大阪市、東京都心ともに見通しは10キロ以上ですが、東京都内でも空が少し霞んで見えています。この2地点以外でも全国の広い範囲に黄砂が飛んでいると思われ、所によっては見通しが5キロ以下となるおそれがあります。

一般的に、見通しが5キロ以下となるほどの黄砂の濃度になると、洗濯物や車などへの砂の付着が目立ち始めたり、交通への影響が出始めるとされています。

明日にかけて注意

黄砂は明日31日(日)にかけて、西日本から北日本の広い範囲で飛ぶ見込みです。

見通しが10キロ未満となる所があり、所によっては5キロを切ることもありそうです。気象庁は黄砂の付着や交通への影響に注意を呼び掛けています。洗濯物の外干しは避けたり、外出の際はマスク着用などの対策が欠かせません。

また、明日も気温が高く、黄砂のほかに花粉も広い範囲で多く飛ぶ予想です。花粉症の方は症状が悪化する可能性があるため、十分な対策が必要です。