◇バレーボール◆V2男子リーグ 北海道イエロースターズ 3−0 トヨタ自動車(16日・函館アリーナ)

 北海道イエロースターズはトヨタ自動車を3―0で破り12連勝、通算21勝4敗で残り2戦を残しV2初優勝を決めた。

 24年秋からの新リーグ移行を控え、現行最後のV2リーグで有終のVを飾った選手が、歓喜の雄たけびを上げた。浜崎勇矢監督(36)は「チーム名が変わったシーズンに新しい歴史をつくることができた。(重圧で)心の余裕はなかったが、選手が自分たちで克服してくれた」と称賛。序盤からサーブで崩し、セッター谷越陽介(25)が多彩な攻撃を演出。OP陳健禎(34)が18得点、OH郡浩也(28)が14得点、山田滉太(26)が12得点を挙げた。

 前身のサフィルヴァ北海道は19―20年にV3参入、V2参戦4季目で初制覇。20年夏に就任した三木智弘CEO(27)は「地域密着、貢献型クラブ」を掲げ、地元企業とも連携し強化。新たに始まる最高峰「SVリーグ」参入へ、ライセンスも申請済み。さらなる高みへ、進撃を加速させる。