福島県会津若松市の鶴ケ城公園の桜のライトアップと「鶴ケ城さくらまつり」が早ければ30日に始まる。暖冬の影響で開花が例年よりも早まる見通しで、3月に前倒しするのは初めて。市が14日、発表した。

 ライトアップは「きらめく夜桜の宴」がテーマ。公園内の帯廓(くるわ)、ささやきが丘公園などに桜にちなんだ照明演出を散りばめる。本丸石垣にはライトを使った影絵遊びを、二の丸芝生広場では大型の屏風(びょうぶ)スクリーンにプロジェクションマッピングを施し、夜桜を引き立てる。

 本丸芝生広場は終日開放する。今回は桜模様のあんどんを並べて明るく照らし、花見飲食の利用を受け入れる。広場の一部には宿泊旅行プラン用に10カ所の桟敷席を設ける。予約がない場合は一般も利用できる。

 ライトアップと、さくらまつりは5月6日まで。点灯は日没から午後9時30分(桜開花期間の終了後は午後9時)まで。入場無料。開花状況によって開始時期がずれ込む場合もある