踏切内で転倒した高齢女性を助けたとして、大阪府警貝塚署は自動車教習所「関西自動車学院」(貝塚市)の教習指導員、長田優介さん(25)と辻友憲さん(30)に感謝状を贈った。

 2人は路上教習を実施していた1月23日夕、貝塚市加神の南海本線の踏切内で80歳くらいの女性が倒れて動けなくなっているのに気づいた。長田さんは教習を一時中断し、車を降りて女性の両脇を抱えて踏切の外に連れ出した。辻さんは周辺の車を止めて安全を確保。女性は線路の溝で転んだとみられ、足を痛めていたため、辻さんが駅まで30分近く付き添って歩いたという。

 長田さんは「落ち着いて行動できた」。辻さんは「この経験を他の指導員にも伝えたい」と話した。