◇10日 大相撲春場所初日(エディオンアリーナ大阪)

 元幕内北青鵬の暴力問題により宮城野親方(元横綱白鵬)が師匠から外れた宮城野部屋が、玉垣親方(元小結智乃花)を師匠代行として本場所のスタートを切った。

 部屋の稽古で最初に土俵に上がったのは、序ノ口の錦織。元北青鵬は場所前の理事会で引退が決まったが、錦織は「結果的にやった本人が悪いと思います。この時代において時代に合った生活ができていない。1人だけ場違いなことをしたのは事実なので」ときっぱり。

 場所後は伊勢ケ浜一門で預かりとなるが、部屋が存続するかも含めてこれから決まる。外出が規制されるなど、生活面でもいつもの場所とは違い、「どこの部屋にいても結局、相撲部屋は相撲を取るという目的は一緒なので。特にそれは。自分の稽古に集中できるので問題ないです」という。

 部屋の指導は代行の玉垣親方がメインだが、宮城野親方からは「しっかり場所に集中しろ」と言われていると話した。