三条市に3月1日開院した県央基幹病院で4日、外来診療がスタートしました。2週間程度は人数を制限しながら患者を受け入れるということです。

3月1日に開院した県央基幹病院。燕労災病院と三条総合病院が統合して整備されました。

県央地域の中核病院として救急医療をはじめ急性期や専門的な医療を担います。

3月4日から始まった外来診療では全部で31の診療科のうち27の科で対応をスタートさせました。

受診には原則かかりつけ医の紹介状が必要で予約制です。初日の4日は199人の予約があり、2週間程度は人数を制限して診療するということです。

〈新大病院に通院していた三条市民〉

「来た時にスムーズに受診できるように下見に来た。今後新潟へ行かなくていいようになるから助かります」

〈燕労災病院に通院していた燕市民〉

「広すぎて慣れるまでは大変ですよね。今までの病院と違って。これからだんだんお年寄りが増えてくるので。お世話になることがい多いでしょうね。心強いですね」

病院は県が375億円かけて設置し、運営は県済生会が担う「公設民営方式」で整備されました。

〈県央基幹病院 遠藤直人病院長〉

「職員一同気持ちを新たにして引き締めて対応を始めている。県央地域の患者さんを県央地域の医療機関みんなで診ていこうということを実現したいと思っています」

断らない救急を掲げる県央基幹病院。救急搬送の受け入れは開院日の3月1日から始まっています。

今後は年間6000件程度の受け入れを目指します。