ロッテの吉井理人監督は2日、今季の開幕投手を小島和哉投手に託すことを明らかにした。高知・春野での練習試合・西武戦の試合後に「小島、種市、(佐々木)朗希の順でいきます」と、本拠地ZOZOで日本ハムを迎え撃つ開幕3連戦(3月29〜31日)の先発投手を公表。小島は2年連続の開幕投手となる。

 指名理由について指揮官は「去年も彼だけローテを守り、規定投球回もいってくれた」と、チームトップタイの10勝をあげた左腕への信頼感を強調。「(ローテは)前年度頑張った人にアドバンテージがある」と、小島と並んで10勝の種市篤暉投手を2戦目、故障離脱がありながら7勝の佐々木朗希投手を3戦目に先発させる。

 3人にはキャンプ第1クールで通達済みで、「1週間に1回、元気で1年間やってほしい」と、ローテ堅守を期待した。さらに「4番目はたぶん西野」と、昨季8勝の西野勇士投手を2カード目の初戦(4月2日・対ソフトバンク)に起用する方針だ。

 小島はこの日、先発で3回パーフェクト。キャンプから磨きをかけている右打者への速いカットボールを試すなど、緩急を生かした内容に「ブルペンではひどかったけど、試合ではいいようにまとまった」と手応えを口にした。

 種市も2番手で2回無安打1四球と順調な仕上がり。3日の同カードでは佐々木が今季2度目の実戦マウンドに立つ。