千葉県発注の道路工事の入札で便宜を図った見返りに現金を受領したなどとして、県警捜査2課は28日、収賄の疑いで県道路整備課の班長松江洋輔容疑者(48)=千葉市中央区星久喜町=を逮捕した。また、贈賄容疑で元建設会社社長の竹内一雅容疑者(51)を再逮捕した。同課は2人の認否を明らかにしていない。

 竹内容疑者は道路工事の入札を巡り、別の県職員に賄賂を渡したとして、今年1月に贈賄容疑で逮捕されていた。県によると、一緒に収賄容疑で逮捕されたこの職員は、松江容疑者と同じ職場で働いていたことがあるという。

 松江容疑者の逮捕容疑は2023年2〜10月ごろ、県道路整備課が所管する道路工事の入札で同社に便宜を図った謝礼として、竹内容疑者から現金約100万円を受領したほか、計約20万円相当の接待を受けた疑い。

 県警によると、松江容疑者は22年4月から現在の役職に就き、道路新設や改築の事務に従事していたという。