東京都内の病院で医療観察入院していた30代の女性が20日午後から所在不明となっていましたが、20日夜、栃木県内の実家に戻って保護されていたことが分かりました。

 双極性感情障害がある30代の女性は家族への傷害行為の後に不起訴処分となったものの、裁判所が医療観察法に基づく入院を決定し、2016年から東京都内の病院に入院していました。

 都によりますと、女性は20日午後、東京・飯田橋にある「東京都心身障害者福祉センター」を訪れていましたが、職員が15分ほど目を離した際にいなくなったということです。

 その後、警察などと女性の行方を探していましたが、女性の家族から「午後9時ごろに栃木県の実家に女性が帰宅した」と病院に連絡がありました。

 女性にけがはなく、他の人に危害を加えたことも確認できていないということです。