タレントのビートたけし(77)が26年半出演してきたフジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」(水曜・午後8時)を3月6日の放送を最後に卒業することが21日、分かった。

 ストーリーテラーとして案内役となり、予測不可能な出来事に人生を左右された人々のアンビリバボーな話を届けてきた、たけし。3月6日の放送回を最後にスタジオメンバーの剛力彩芽とともに番組を卒業。4月からはバナナマンがスタジオメンバーを引き続き務める新体制で放送される。

 たけしは1997年10月の番組開始からストーリーテラーとして約26年半、出演。同番組が今年で27年目を迎える長寿番組へとなったのは、たけしの力なくしては成し得なかった。また、剛力は12年10月に5代目MCに就任。歴代最長の約11年半に渡って番組MCを務めてきた。

 たけしと剛力の最後の出演回となる3月6日の放送回「奇跡体験!アンビリバボー 爆笑&衝撃&逆転SP!!大人気スイーツ誕生の感動秘話」は、いろいろなアンビリバボーな映像が盛りだくさん。

 収録の最後には10年以上スタジオで共演してきたバナナマンから「11年半お疲れさまでした! ありがとうございました!」と剛力に花束が贈られた。

 剛力は「11年半、長いですね! 20歳になった直後にこの番組が決まり、20代全部を一緒に過ごさせていただきました。いつも変わらず温かく迎えていただき、見守っていただいたスタッフの皆さん、バナナマンさんが家族のような存在でした。最後の最後までバナナマンのお二人には頼りっきりでしたが、この番組からは、人間として学ぶことがたくさんありました。今の剛力彩芽がいるのは、間違いなくスタッフの皆さん、バナナマンさんのおかげです。ありがとうございました!」と、目に涙を浮かべながら言葉を口に。スタッフ、出演者一同から盛大な拍手が贈られた。