<卓球:世界選手権団体戦(世界卓球)>◇第2日◇17日◇韓国・釜山◇女子1次リーグ

パリオリンピック(五輪)の2人目のシングルス代表に内定した平野美宇(23=木下グループ)が格下にまさかの苦戦の末に逆転で勝利をものにした。

イランとの団体戦。伊藤美誠が勝利した後に登場すると、無名選手のアシュタリ(23)と対峙した。世界ランキングは18位の平野に対して、アシュタリは709位。格下相手に楽勝が予想されたが、イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を着用した相手に伸び伸びとしたプレーを許す。6−11、9−11といきなり2ゲームを先取される。11−6、13−11と追いついたが、最終第5ゲームも大接戦の展開。最終的に13−11で取り、フルゲームの末、勝利した。

3番手に登場した早田ひなは3−0でストレート勝ちしたため、初戦のルクセンブルク戦に続き、日本は2連勝を飾った。