■四大陸フィギュアスケート選手権(3日、中国・上海)

男子フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)首位の鍵山優真(20・オリエンタルバイオ/中京大)がフリー200.76点、合計307.58点をマークし初優勝を飾った。GPファイナル(12月)でイリア・マリニン(米国)が叩き出した314.66点に迫る今季世界2位のハイスコアで頂点に立った。

SP2位の佐藤駿(19、エームサービス/明治大)が2位で日本勢がワンツー。SP4位の山本草太(24、中京大)が4位で今大会を終えた。

鍵山は冒頭の4回転サルコウは高さをみせGOE(出来栄え点)で4点台を引き出したが、続く4回転フリップで手をついてしまう。以降は安定感のあるジャンプで得点を重ね、後半は徐々に盛り上がる曲調に合わせ、全身をフルに使ったステップを披露。エネルギッシュなプログラムを滑り切り、演技後はしゃがみ込んで両手で氷を抑え、立ち上がってから観客の声援に応えた。

得点はフリー、合計ともに今季ベストをマークし、キスアンドクライでは喜びを爆発。国際主要大会で初の金メダルを獲得し、3月にカナダで行われる世界選手権に向けて大きな弾みとなった。