賃貸住宅建設大手の大東建託(東京)が発表した「いい部屋ネット 街の幸福度ランキング2023」の全国版で、長野県内の市町村からは、原村が1位、飯島町が4位に輝いた。

 調査は「あなたは現在幸せですか、あるいは不幸せですか」との設問に「非常に幸福だと思う」(10点)から「非常に不幸だと思う」(1点)までの10段階で回答を求め、その平均値を10倍して100点満点で比較した。

 調査を行った麗沢大学の宗健教授(都市計画)は原村が「街の幸福度」全国1位になったことについて、「もともと別荘地で気候もよいところであるのに加えて、首都圏から経済的に余裕のある人々が移住してきたことが幸福度を押し上げているのではないか。そういう移住者を引きつけている街とも言える」と分析した。

 さらに地元出身の人々にも、幸福度の高さに影響する「結婚して子どものいる世帯が多い」と評価した。

 調査は調査会社の登録モニターに対してインターネット経由で実施した。19〜23年に計80万6722人から回答を得た。