ABCテレビが22日、同局で新春社長会見を行った。 


芸能活動休止を発表したお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が「局長」を務める「探偵!ナイトスクープ」(金曜・後11時17分)の19日収録分は、探偵の間寛平、カンニング竹山が「局長代行」を務めた。


山本晋也代表取締役社長は「当社としては松本さんに関する報道についてはコメントする立場ではございません」と前置きをしながらも「『探偵!ナイトスクープ』など番組がありますので、ご案内済みでありますが、収録済みのものは予定通り放送いたします。松本さんが休業発表された後に収録されるものは、局長代理を立てて番組を継続いたします」と語った。


 松本が出演している収録分の放送について「賛否両論があるのではないかと思いますけれども、特段すごい数が来ているということは承知していません」と、視聴者の反応を話した。裁判になれば長期化も想定される。今後については裁判も始まっていない現状もふまえ「状況を見ながら対応は考えないといけないかなと思います」と語った。 


松本本人とは直接の接触はないが、所属している吉本興業からは「ご迷惑をおかけしている」という話しはあったという。番組を放送し続けることについては「松本さんの顔を見たくないという人も当然一定数はいらっしゃると思います。ですが、『探偵!ナイトスクープ』というのは松本さん一人の番組ではありませんし、視聴者からの依頼に支えられている番組でありますので、その依頼にお応えしたものについては、きちんと放送したいという思いの方が強くて放送している」と説明した。


 一方でM―1グランプリの審査員については「未定でございます」と話すにとどめた。