16日に死去したことが分かった、元お笑い芸人のエスパー伊東(本名・伊東万寿男=いとう・ますお)さんの死因がてんかん重積(じゅうせき)だったと、所属事務所が19日発表した。

 てんかん重積とは、てんかん発作・けいれん発作が5分以上続いたり、短い発作が反復したりすること。発作が一度終わっても意識が戻らずに繰り返す場合は、てんかん重積状態としている。発作は30分以上続くと、脳に重い障害を残す危険が高くなり、命にかかわることもある。

 事務所が「エスパー伊東(本名・伊東万寿男)は、長期にわたり施設にてリハビリ療養しており、入退院を繰り返しておりましたが、令和6年1月16日(火)に、てんかん重積(じゅうせき)のため、医療機関にて逝去いたしました」と報告した。

 エスパーさんは2019年1月から「右変形性股関節症」を理由に休業。その後、多発性脳梗塞を発症し、リハビリのため入院していた。収入が途絶えていたことから、生活保護を受給。苦しい闘病生活だった。