元中日監督の落合博満氏が17日までに自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。オレ流質問箱のコーナーで、2005年オフにFA移籍した野口の人的補償で巨人から小田幸平捕手を獲得した経緯を明かした。

 落合氏は中日ベンチから小田のプレーぶりをチェックし「なかなか走れないキャッチャーだなっていうふうなイメージと、俺の中ではすごくバッティングがいい選手に映ったんですよ」と評価していた。巨人から届いたプロテクトリストに小田の名前がなかったことから「レギュラーはとれないにしても、控えのキャッチャーとしては最高の補強だなっていうことで、こういうふうに評価したんだろうと思います」と明かした。

 「当時、ジャイアンツのキャッチャーっていうのは阿部がいたりして、なかなか出る機会がなかったんだけども、時たま出てくる時に強烈なインパクトを俺に与えた」と振り返った落合氏。当時、中日にも谷繁という正捕手がいた中、小田は2番手捕手として力を発揮。9シーズンプレーし、3度のリーグ優勝に貢献するなどチームに欠かせない存在となった。

 お立ち台でも「やりました〜!!!」という絶叫でファンの心をつかんだ小田。落合氏は「それなりの活躍はしてくれた。だから非常に良い選手だったと思います」とたたえていた。