2023年の年末ジャンボ宝くじで、鹿児島市の天文館チャンスセンターから1等7億円と、前後賞各1億5000万円が出た。同売り場では21年サマージャンボで1等前後賞2本(計14億円)、23年10月にロト7の1等10億円が出たばかり。

 運営する南九州商事鹿児島支店によると、1等と前後賞はいずれもバラで購入され、3人の億万長者が誕生したとみられる。他に3等とジャンボミニ2等で100万円が計38本出た。

 同売り場で輩出した億万長者は1989年以来、84人となった。実績抜群の“幸運の宝くじ売り場”の御利益にあずかろうと多くの客が足を運んでおり、今回の年末ジャンボ販売枚数は前年よりも約12万枚増えた。

 同支店の田中良典次長(60)は「照国神社から延びた道の先にある売り場で縁起がいい。さらにパワースポット的な存在になるのでは」と話した。