同僚の女性警察官に同意なくみだらな行為をしたなどの罪に問われている新潟県警の元幹部の初公判が開かれ、「理性のタガが外れてしまった」と起訴内容を認めました。

不同意わいせつや不同意性交等などの罪に問われているのは、県警の組織犯罪対策課の元次長・梅川稔被告(56)です。

起訴状などによると梅川被告は去年10月、同僚の女性警察官に対してタクシーの車内で同意なくわいせつな行為をし、さらにその後、女性の自宅でみだらな行為をして、その様子の一部を撮影した罪に問われています。

11日の初公判で梅川被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は犯行前、逮捕術の大会に出場する警察官と幹部による激励会が開かれていたと説明。

2次会の後に女性警察官と2人きりになった梅川被告がタクシーの中で酒に酔って抵抗できない状態の女性に対して犯行に及び拒絶の意思を示したものの執ように犯行を続けたと指摘しました。

被告人質問で梅川被告は当時のことがよく思い出せないとしながらも、「理性のタガが外れて抑えがきかない状態だった」と話しました。

次の裁判は2月6日に開かれます。