第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川・箱根町―東京・大手町の復路5区間109・6キロで行われ、往路優勝の青山学院大が2年ぶり7回目の総合優勝を果たした。

 ◇レース経過

 6区は、青学大の野村昭夢(3年)が尻上がりにペースアップ。往路で築いた2分38秒の差を4分以上に広げた。駒沢大は帰山侑大(2年)が終盤に苦しみ、青学大の背中が遠くなった。3位以降は城西大、東洋大と続いた。

 7区は、青学大の山内健登(4年)が箱根初出場ながら、安定したペース。終盤には疲れを見せたが、しっかりまとめた。2位の駒沢大は主軸の安原太陽(4年)を起用したが、青学大との差を詰められない。

 8区は、青学大の塩出翔太(2年)が最後まで安定し、2位の駒沢大を寄せ付けなかった。駒沢大は前回優勝メンバーの赤星雄斗(4年)のペースが上がらなかった。3位に城西大、4位に東洋大、5位に国学院大が続いた。

 9区は、青学大の倉本玄太(4年)が時折苦しそうな表情を見せながらもレースをしっかりまとめ、単独走で粘った。駒沢大は前回欠場した花尾恭輔(4年)が出場したが、青学大との差はさらに広がった。3位に城西大、4位に東洋大が続いた。