意地と意地のぶつかり合いを制す! | ラミレスの「ワタシ、ニッポンジンニナリマシタ!」(爆)

    ラグビー全国大学選手権準決勝(2日、明大52−30京産大、国立)2018年度以来の優勝を狙う明大(関東対抗戦2位)が関西リーグを制した京産大から8トライを奪い、2大会ぶり25度目の決勝進出を果たした。13日の決勝(国立)で帝京大(関東対抗戦1位)−天理大(関西2位)の勝者と対戦する。京産大は初の決勝進出を3大会続けて逃した。

    明大は前半5分、京産大ゴール前に攻め込み、FB池戸将太郎のゴロパントをインゴール左でWTB海老沢琥珀が押さえ先制トライ。京産大も10分、明大ゴール前でモールを押し込み、左ショートサイドでパスを受けたWTB西浩斗がトライを返し、5−5に追いついた。17分に明大は相手守備の間隙を縫うようにしてSO伊藤耕太郎がトライ。22分には相手ゴール前でモールを押し込み、HO松下潤一郎が抜け出てトライを追加。いずれも戦列復帰したCTB広瀬雄也がゴールを決めて19−5と突き放しにかかる。しかし京産大も28分、敵陣深くでの連続攻撃から交代で入っていたSO奈須貴大がトライ(ゴール)。33、38分とFB辻野隼大がPGを決め、18−19と1点差に迫る。だが明大は前半終了寸前、相手ゴール前でラインアウトモールを押し込んで松下が2本目のトライ。廣瀬のゴールも決まり、26−18と8点差にして前半を折り返した。

    明大は後半2分、敵陣深くでチャンスをつかむと、伊藤耕が巧みなランニングで抜け出してトライ。7分には池戸がトライ(広瀬ゴール)を追加し、38−18と20点差に広げた。20分にはスクラムからのBKのサインプレーでCTB秋浜悠太がトライ(広瀬ゴール)を決め、45−18とした。

    京産大も29分、敵陣ゴール前でのラインアウトからBKも加わったモールを組み辻野がトライ。自らゴールも決め25−45と点差を詰めた。だが明大も35分、交代出場したCTB平翔太がトライを返し、広瀬がゴールを決めて52−25に。京産大は80分を終えるホーンとともにモールを押し込んでのトライを奪ったが、涙をのんだ。

    明大の広瀬主将は前半最後にトライを狙いにいき、「1年間、FWには自信を持っていたので、勢いをつけるためにもトライを取りたかった。明治は今季創部100周年。必ず優勝して終われるように頑張りたい」と決勝でも必勝を誓った。