米大リーグ、エンゼルスとブレーブスは8日(日本時間9日)、両球団間でトレード成立を発表。前者はデービッド・フレッチャー内野手とマックス・スタッシ捕手を放出し、エバン・ホワイト内野手とマイナー左腕のタイラー・トーマス投手を獲得した。

 フレッチャーは大谷と同じ18年にメジャーデビューし、主に二遊間を守った。21年から5年2600万ドル(約37億7000万円)の長期契約を結び、堅守巧打の選手として人気も高かった。しかし、昨季はけがに泣き、出場はわずか61試合。今季は開幕前に行われたWBCにイタリア代表として出場したが、シーズン中は打撃に苦しみ、4月中旬にメジャー登録40人枠から外され、マイナー落ちした。

 スタッシは正捕手として22年に大谷とバッテリーを組んだが、今季は自身のけがと誕生したばかりの長男の難病のため、シーズン全休。来季復帰に意欲を見せていた。

 エンゼルスが獲得したホワイトは今季までマリナーズでプレー。メジャーデビューした20年にゴールドグラブ賞を獲得するなど、守備には定評があるが、打撃に難があり、今季はメジャーの出場はなし。昨季までの通算成績は84試合、打率・165、10本塁打、35打点。

 今オフのブレーブスはトレードに積極的でマリナーズからホワイトとともに獲得したベテラン左腕のゴンザレスもすでにパイレーツへ放出。来季の捕手はすでに2人いるため、来季年俸700万ドル(約10億2000万円)のスタッシを再トレードする可能性が高い。