東海テレビ放送(名古屋市)は25日、同市中区新栄2のマンションでの死体遺棄事件で、愛知県警に逮捕された容疑者の女として放送した顔写真が、事件とは関係ない人物だったと発表した。誤って写真を使われたとみられる本人からフジテレビに連絡があり、判明した。

 東海テレビによると、顔写真は24日夜から25日昼の間、フジテレビ系列の全国ニュースで3回、東海地区のローカルニュースで3回の計6回放送された。交流サイト(SNS)の「X」(旧ツイッター)から引用した画像だったという。自社のホームページに掲載していた動画は既に削除した。

 渡部克彦総務部長は「(顔写真の)本人に大変迷惑を掛けた。おわびしてしっかり原因を調べ、再発防止を図る」と述べた。