今年7月、新潟市で大学生がしがみついた状態で車を走行させた暴行の罪で起訴されている男の判決公判が11月10日、新潟地裁で開かれ、男に有罪判決が言い渡されました。

今年7月に撮影された映像。道路を走る軽自動車のフロントガラスを覆うように人がしがみついているのが分かります。

この車を運転していたのは、暴行の罪で起訴された新潟市中央区の男(41)です。

起訴状などによりますと、男は今年7月、新潟市東区の路上で軽自動車に20代の男子大学生がしがみついた状態にも関わらず、車を約515m走行させる暴行を加えた罪に問われています。

10日の判決公判で男は「罪を償い、働きたいと思う」と発言。

一方、新潟地裁の岡田真生裁判官は「最高速度は時速約58kmと被害者が振り落とされて大ケガを負う可能性もあり、極めて危険だった」などとして懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

弁護側は「控訴するか検討している」としています。