オリックスは28日、竹安大知投手と小野泰己投手、吉田凌投手の3選手と来季の選手契約を行わないことを通告したと発表した。

 竹安は2015年にドラフト3位で阪神に入団。18年のオフに西勇輝がオリックスから阪神へFA移籍し、その人的補償としてオリックスに加入した。今季は2試合に先発し、0勝2敗で防御率10・38。ここ数年は右肘の故障もあった。

 小野は16年のドラフト2位で阪神に入団し、2年目には自己最多の7勝をマークした。その後はけがに悩まされ、昨季、阪神を戦力外となり、昨オフにオリックスへ育成選手として入団した。今季は支配下契約も勝ち取ったが、1軍では結果を残せず。2年連続での戦力外通告となった。

 吉田は15年のドラフト5位でオリックスに入団。東海大相模時代には小笠原慎之介(中日)との2枚看板で甲子園優勝を果たしている。オリックスでは21年の日本シリーズでフル回転するなど、活躍。ただ、ここ2年は登板機会が減っていた。

 この日は阪神との日本シリーズ開幕日。元虎戦士の2選手が戦力外通告を受ける形となった。