ピン芸人No.1を決める『R-1グランプリ』が17日、『R-1グランプリ2024』から芸歴制限を撤廃することを正式に発表した。22代目の王者が決まる決勝戦は、来春、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで生放送する。

  同大会は“ひとり芸日本一”を決める大会として、2002年にスタート。19回目を迎えたタイミングで『R-1ぐらんぷり』だった名称は『R-1グランプリ』とカタカナに改められ、同時にロゴも変わった。

 応募資格についても「芸能事務所及びプロダクション所属者」「芸能活動を行っている者」「『芸』を生業としている者」のいずれかに該当する人だったが、『R-1グランプリ2021』からは「プロは芸歴10年以内であること(2010年1月1日以降に芸能活動を開始していること)」「アマチュアは、R-1への出場が今回で10回目以内であること」に変更された。優勝者の賞金は変わらず500万円となった。

■事務局の声明全文
新たな若きスターを発掘する、という目的のもと、2021年からの3年間、R-1グランプリは芸歴10年以下という出場制限を設けました。その結果、たくさんの若手の方に挑戦いただき、素晴らしいネタの数々が生まれました。

一方で、芸歴11年目以上の皆様からは「R-1に挑戦したい」「自分のネタを多くの人に見てほしい」という声も非常に多く、その声は年々強まっていました。2024年の大会、そして、さらにその先のR1グランプリをどうしていくのか議論を重ねた結果、R-1グランプリは、出場者の芸歴に制限を設けず、「すべての人がピン芸を披露できる大会。そして、その中から最もおもしろいピン芸を決める大会」とする方針を決めました。

若手からベテランまでがしのぎを削り、ひとりきりでもこれだけの笑いが生み出せる、これだけの表現ができる、というピン芸の可能性を感じられる大会を目指します。R-1グランプリは、これからも出場者と視聴者の皆様に喜んでいただける大会となるよう、全力で取り組んでまいります。

※一部報道にございました内容には、未確定の情報が含まれております。後日、公式HP等で発表をしてまいりますので、続報をお待ちください。

■歴代王者
第1回 だいたひかる
第2回 浅越ゴエ
第3回 ほっしゃん。(星田英利)
第4回 博多華丸
第5回 なだぎ武
第6回 なだぎ武
第7回 中山功太
第8回 あべこうじ
第9回 佐久間一行
第10回 COWCOW 多田
第11回 三浦マイルド
第12回 やまもとまさみ
第13回 じゅんいちダビッドソン
第14回 ハリウッドザコシショウ
第15回 アキラ100%
第16回 濱田祐太郎
第17回 粗品
第18回 野田クリスタル
第19回 ゆりやんレトリィバァ
第20回 お見送り芸人しんいち
第21回 田津原理音