「DeNA2−1日本ハム」(14日、横浜スタジアム)

 DeNAが3連勝を飾り、交流戦首位をキープした。トレバー・バウアー投手が9回3安打1失点12奪三振の来日初完投で3連勝。交流戦トップタイの3勝目、今季4勝目をマークした。

 初の中4日での登板となったサイ・ヤング賞右腕は6回まで1安打と完璧な投球をみせた。初回に清宮に安打を許したものの、その後は力強いストレートと切れ味のある変化球を駆使し、6回までで1安打6奪三振の快投。六回2死でアルカンタラから空振り三振を奪った際には、ソードセレブレーションも披露した。

 2点リードの七回に4番万波にレフトスタンドに12号ソロを運ばれて失点。これで7試合連続被弾となった。

 それでも、その後も力強い投球を続けたバウアー。九回はファンからの「バウアー!」コールの中、マウンドに上がり、この日最速の156キロをマーク。最後まで衰えをみせず、きっちりと試合を締めた。最後に加藤豪から見逃し三振を奪うと、雄たけびをあげた。

 この日、米紙で新たな女性への暴行疑惑が報じられ、周辺が騒がしくなる中だったが、プレーに影響はみせなかった。