森保ジャパンがカタールW杯1次リーグ最終戦で強豪スペインを2-1で撃破してE組1位で決勝トーナメント進出を決めた中、日本の「ゴミ拾い」「掃除」が改めて世界の称賛を集めている。

 英紙「サン」は「日本のファンはスペイン戦の素晴らしい勝利を祝う前に、時間を見つけてスタジアムを片付けた」と題する記事を写真付きで掲載した。

 同記事では「日本のサポーターたちは、ピッチ上でのチームのパフォーマンスと同じように、ピッチ外でも上品なパフォーマンスを披露してくれた」と報道。

 続けて「日本のファンはお祝いの気持ちを抑えてスタジアムの清掃を行った」「(勝利の)高揚感とは裏腹に、しっかりとあと片付けをした」「あるファンはスタジアムの従業員と拳を交え、互いを尊重する姿勢を示した」と称賛。サポーターだけでなく、日本代表チームが試合後に控室を清掃し、感謝のメッセージと折り鶴を置いていく行為を改めて伝えた。

 さらに「このファンによる私心のない素晴らしい行為に、ますます多くの人が敬意を表した」とした上で、SNS上に投稿された意見を紹介。

「日本のファンはスタジアムを常に清掃することで人類への奉仕を示しただけでなく、偉大な強さを示した。グループステージ突破に値する」「日本のファンはすごい。彼らは勝利を祝い、帰る時にはスタジアムを掃除するんだ。ファンだけでなく、選手もだ。彼らから学ばなければならないことがある。尊敬に値する!」などと絶賛の声が相次いだ。