千葉県警柏署は12日、署内の拳銃庫で同日午前7時35分ごろ、男性巡査部長(54)が拳銃の実弾1発を誤発射したと発表した。巡査部長は地域課の交番勤務で、出勤に伴い回転式拳銃に弾を込めていた。拳銃庫内にいた複数人の警察官に、けが人はなかった。

 同署によると、巡査部長は右手の親指に擦り傷を負っており、銃の引き金を引いた際のものとみられる。立った状態で作業しており、弾は木製の手入れ台を貫通。数十センチ先の壁に当たったという。同署は誤った原因など、詳しい状況を調べている。

 庄村浩一副署長は「指導教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。