木村気象予報士がお伝えする〈新潟の天気〉

季節が大幅に進んだかのような、冷たい空気となりましたね。5日の最高気温を見ていますと、最も上がった湯沢町でも19.5℃に留まり、20℃を超えた所はありませんでした。注目すべきは観測した時間でして、いずれも日付が変わったタイミングで観測している。

5日正午の気温は湯沢町で13.4℃、その他も15〜6℃の所が多かったので、長袖に羽織る物が必須、それでも寒いと感じ方も多かったのではないでしょうか。

大陸は高気圧が居座っていまして、西高東低の冬型。また、上空の寒気を見ていきますと、山で雪を降らせる寒気がすぐそこまで降りてきていたんです。

1500mで0℃以下というのが山で雪が降る目安といわれています。ただ県内に関して言いますと、2000mを超えるようなより高い山がたくさんありありますので、もう少し高い気温で雪が降る可能性。

特に2500m級の山ではうっすらと雪化粧しているかも。あいにく雨雲がかかっていまして、麓のほうから確認ができなかったか。6日以降、雲のすき間から確認できるかもしれません。

気温の低い状態は、土曜まで続く予想となっています。日曜になると日ざしが戻り、気温が上がりそうなんですが、服装としては長袖がちょうど良いかとみています。

【10月6日(木)の天気】
6日も大陸の高気圧を回る様にして、強い寒気が流れ込んでくるでしょう。午前中は晴れ間もありますが、厚い雲におおわれそうです。標高の高い所では、うっすらと雪化粧するかも。

新潟市中央区、朝から厚い雲に覆われそうです。気温は日中18℃くらいの所が多く、羽織る物が必要になってきそうです。冷たい北風も吹き付けそうですので、暖かい服装でお出かけ下さい。

【6日のポイント】
どんよりとした空模様。上着が必要な寒さが続きそう。