昨年12月18日に急逝した女優・神田沙也加さん(享年35)の所属事務所は5日、1月30日に神田さんの四十九日法要を営んだことを報告した。また、静かに故人を偲びたいという両親の意志を最大限尊重し、『お別れの会』の開催を見送ると発表。神田さんのSNSや動画は可能な限り現状のまま運用していくという。

 同事務所は「2022年1月30日に神田の四十九日法要を営みました。深い悲しみの中、共に歩んできた日々を振り返り、神田をどこまで理解できていたのかと自問自答を繰り返し、喪に服して参りました」と報告した。

 「改めまして、神田を守ることができなかったことを、皆様に心よりお詫び申し上げます。皆様から頂戴しております様々なお声、ご意見につきましては、社内、或いは関係各所と検討を重ねているところでございますが、現状でお答えできることを以下の通り、ご報告させていただきます」とし、『お別れの会』の開催見送りやSNSの運用について言及した。

 まず『お別れの会』について「多くのファンの皆様からお声を頂戴しております『お別れの会』につきまして検討いたしました結果、静かに故人を偲びたいというご両親の意志を最大限尊重し、また、新型コロナウイルスの感染状況等も考慮の上、開催は見送らせていただきます」とした。神田さんへの追悼メッセージを送ることができる専用ページを準備し、「お預かりしましたメッセージは、必ずご両親にお届けさせていただきます」と伝えた。

 また、神田さんのSNSや動画は可能な限り現状のまま運用していくとし、「多くの皆様にご覧いただけましたら幸いです」と呼び掛けている。そして「これまで神田が携わった作品等に関しましては、何らかの形でファンの皆様にお届けできないものかと考えております。このことにつきましては知財権等に関する課題も多くありますので、関係各所と協議、調整を行ないながら可能性を探って参ります」としている。

 神田さんについて、所属事務所は昨年12月21日、葬儀を終えたことを報告。「先般のご報告以降、神田への温かいお言葉を頂戴し、これまでのご支援も含め、改めて深く感謝申し上げます」とし、「本日、ご親族のご希望により、密葬という形で家族にて葬儀を執り行わせていただきましたことをご報告申し上げます」と伝えていた。