広島の西川龍馬外野手が17日、来季も背番号63を背負って活躍することを誓った。広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1300万円増の年俸7600万円(金額は推定)でサイン。今季はチーム最多の137試合に出場。144安打は首位打者・鈴木誠の138安打を上回る活躍も「苦しかったシーズン」と振り返った。交渉では球団から背番号変更の提案も受けたというが「まだ早いかな。悩みましたけど、活躍してからじゃないと」と明かした。以下、主な一問一答。

―金額には納得か

「上げてもらった方かなと思います」

―球団とはどんな話を

「(鈴木)誠也もいなくなる。来年はしっかり主軸となってやって欲しいと」

―今季を振り返って

「去年はケガもありましたけど、今年もなかなか思うようにいかずに苦しかったシーズンでした」

―チームを引っ張ろうと

「そのつもりではいましたけど、あの数字では誰も付いてこない。誠也ぐらい圧倒的な数字を残せば、何も言わずとも付いてくると思う。数字で示せたらなと思います」

―打順は1〜8番を経験

「あまり打順を気にしないタイプだったけど、今年に関しては難しさも感じた年ではありました」

―全打順を経験して得られたこと

「ありましたけど、ごくわずかで。いろいろ悩みの方が多かったです」

―鈴木誠のメジャー移籍が濃厚。来季の自身の役割は

「来年で7年目。若手も増えて、見られる立場。今年みたいな、ふがいない成績ではなくて、来年はしっかりと選手にもスタッフにも認めてもらえるような数字も残したいなと思います」

―自主トレは

「1月からは日本ハムの近藤さんと一緒にやらせてもらいます」

―来年の目標

「あまり考えていないですけど、誰よりもヒットは打ちたいなと思います」

―打率3割への思いは

「そこは最低。小園にも打率で負けた。来年は若い選手に負けないように」

―来季4番を打ちたい気持ちは

「ない。何番がいいとかもない。出たらしっかりやろうと思う」

―来季は国内FA取得が可能になる

「しっかり頑張れば取れるが、取ってからゆっくり考えればいいかな」