DeNAは16日、ドラフト1位右腕の入江大生投手(22)=明大=が横浜市内の病院で右肘のクリーニング手術を行い、無事終了したことを発表した。全治などは明らかにされていないが、今季中の1軍復帰は難しそうだ。

 入江は今季、開幕から先発ローテ入り。開幕5戦目となる3月31日のヤクルト戦(横浜)でデビューし、村上に2ランを浴びるなど5回5失点で敗戦投手になった。その後も3試合に登板。プロ初勝利を出来ずに4登板で0勝4敗、防御率7・85に終わり、4月21日の中日戦(横浜)での先発を最後に2軍に降格した。

 2軍降格後は右肘の張りを訴えて5月3日の巨人戦(G球場)で1イニングを投げてから2か月以上登板なし。7月11日、同25日にイースタンで登板したが状態は上向かず、7月25日の登板を最後にマウンドから離れ、手術を決断した。

 入江は球団ホームページ上で「何も結果を残せていない中での手術ということになり大変申し訳ないと思っています。しかし、しっかりと怪我を治し1日でも早くチームに貢献できるように精一杯頑張りますので、応援のほどよろしくお願いいたします」とコメントした。

 ◆入江 大生(いりえ・たいせい)1998年8月26日、栃木・日光市生まれ。22歳。小学3年から野球を始め、今市中時代は県央宇都宮ボーイズで投手、外野手として全国8強。作新学院で1年秋からベンチ入り。2、3年夏に甲子園出場。3年夏に一塁手で全国制覇。明大進学後は投手に専念し、通算37試合5勝7敗、防御率2・59。187センチ、87キロ。右投右打。背番号22。年俸1600万円。