◆東京五輪 柔道男女混合団体準決勝(31日、日本武道館)

 新種目の男女各3選手による混合団体戦が12チームが参加して行われ、日本が決勝進出を果たした。

【写真】ホークスファン…日本シリーズで始球式を務めた素根輝

 初戦の準々決勝でドイツに4―2と逆転勝ちした日本は準決勝でロシア・オリンピック委員会(ROC)と対戦。男女チーム全員で組んだ円陣で気合を入れて登場した。

 先鋒の大野将平(旭化成)が31秒で横車で一本勝ちすると、続く女子70キロ以下は70キロ級準決勝で16分41秒の死闘を展開した新井千鶴(三井住友海上)がタイマゾワと再び激突した。ここは新井が谷落としで技ありを奪うと、崩れ上四方固めで抑え込み、合わせ技一本勝ち。3番手の向翔一郎(ALSOK)は、イゴルニコフのラフな戦い方にも、冷静さを保ちながら小内巻き込み、袖つり込み腰で圧倒。相手の反則を誘って日本の3連勝を決めた。

 そして78キロ超級金メダルの素根輝(パーク24)が、78キロ級7位のバビンツェワに背負い投げで一本勝ち。2人残しの4連勝で決勝進出を決めた。

 日本は初戦のドイツ戦で、阿部詩、大野将平がまさかの連敗を喫したが、残り4人が連勝。4―2の逆転勝利で勝ち上がっていた。