京都府警は31日、府南部の一般道路2か所で約1か月間、電波の使用許可がない速度違反自動監視装置(オービス)で取り締まりをするミスがあったと発表した。期間中に道路交通法違反(速度超過)で反則切符を交付するなどした計17人に対し、交付済みの分については取り消し、口頭で指導した。

 府警によると、3月27日〜4月23日、総務省から無線局として許可を得ていない電波を使い、オービスで取り締まりを実施。2月上旬、交通規制課の担当者が別の機器の無線局を廃止する際、誤ってオービスの無線局の廃止も届け出たという。

 4月に担当者が自分で気づいて発覚。オービスの無線局は今後、再申請して利用するという。

 府警は「適正な運用、管理など指導を徹底し、再発防止に努めたい」としている。