不要不急の外出日本相撲協会の定める新型コロナウイルス対策ガイドラインに違反した大関朝乃山関(27)=富山市出身=について、地元の呉羽地区自治振興会が協会に寛大な処分を求めるため募った署名の賛同者が、28日時点で約8500人になった。最終的に1万人近くになる見通しで、6月1日に郵送する。

 署名は呉羽地区にとどまらず、全国各地から約600人分が集まった。原島義正副会長(71)は「想定より多くの人から協力を得られた。処分が少しでも軽くなるようお願いしていきたい」と話した。

 約500人分の署名を集めた富山市大塚の男性(73)は「処分は協会が決めることだが、一人でも多くの署名を集めて力になりたかった。本人には反省して、また一からやり直してほしい」と語った。

 日本相撲協会の担当者は「過去にこのような嘆願書を受け取った事例はなく、現時点では何とも言えない」とコメントした。