佐賀県大町町は2日、第4子の出生祝い金50万円を、井上生一さん(41)、直美さん(39)夫妻に贈った。昨年4月に15万円から大幅に増額してから初めて。

 井上さん夫妻はこの日、昨年12月4日に第4子として誕生した三女の富希羽(ときは)ちゃんと一緒に町役場を訪れ、水川一哉町長から祝い金が入ったのし袋を受け取った。

 直美さんは「妊娠が分かったあとの昨年4月ごろに、町の広報誌で出生祝い金の金額を確認したら、高額でびっくりした。子育てに必要な物に使いたいです」と喜んでいた。

 町は昨年4月、少子化対策と若者の定住促進のため、出生祝い金を大幅に増額。第2子は従来の2倍の10万円、第3子は4倍の40万円、第4子は約3・3倍の50万円、第5子以降は3倍の60万円にした。第1子は3万円で変わっていない。