◇28日 福岡ボート・SG「第56回ボートレースクラシック」最終日

 全艇スロー、枠なりでスタートしたレースは1号艇の石野貴之(38)=大阪=が鮮やかにイン逃げを決めて、2019年グランプリ以来、通算9度目のSG優勝を飾った。2着に2号艇の篠崎仁志、3着に4号艇の守田俊介が入った。

 復活Vだ。一昨年のグランプリを制覇し、自身初の賞金王になった石野だったが、昨年は極度の不振。SGは5度出場も優出は1度もなく、一時はB級落ちとなる危機まで迎えていた。レース後、石野は笑顔でインタビューに応じると「苦手意識があった大会だったので、よかったです。たまたまいいエンジンを引けてチャンスをいただいた。モノにできてよかったです」と振り返った。