福岡ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が26日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み1億円アップの年俸4億円プラス出来高でサインした。巨人山口の3億2千万円を上回り、育成ドラフト出身では史上最高年俸となった。

 今季は右前腕部の張りで出遅れたが、シーズン最終登板の11月4日ロッテ戦で規定投球回に達し、最優秀防御率、最多勝、最多奪三振のタイトルを手にした。パ・リーグでは2006年のソフトバンク斉藤和巳以来となる「投手3冠」に輝いた右腕は「こんなご時世で大変な状況の中で野球をできたことを幸せに感じる」とコロナ禍でシーズンをまっとうできた喜びを口にした。(金額は推定)