日曜中京メインの名鉄杯(オープン、ダート1800メートル、25日)で、テーオーサンドニ(牡5、高柳大)が米国遠征からの帰国初戦に挑む。同馬はケンタッキーダービーで5着に好走したテーオーパスワードの帯同馬。現地(チャーチルダウンズ競馬場)ではケンタッキーダービー前日のG2アリシーバSに出走し、8頭立て最低人気の評価だったが、坂井瑠星騎手を背に果敢な逃げから2着に粘った。
翌日のケンタッキーダービーで3着に入ったフォーエバーヤングの坂井騎手にとって現地での貴重な騎乗機会となったことはもちろん、同厩舎のテーオーパスワードの帯同馬として陣営の士気を大いに高める走りだった。
国内では2勝クラスで2着2回の実績はあるものの、オープンクラスは今回が初めての出走。ダートの本場米国の重賞で見せた先行力を発揮できるのか。歴史的な結果となった今年のケンタッキーダービーで日本馬の大熱戦を支えた存在。オープン馬になって帰ってきたテーオーサンドニの“凱旋(がいせん)ラン”に注目だ。