金木犀の香が好き。懐かしくて、どこか哀しい香りがする。
小説なんかにも金木犀はよく出てくる。(「木犀」と出ていると場合もあります)
だいたいどの作品も、哀しみや、心持無いシーンや、寂しいシーンで金木犀が使われたりするが、やはり、金木犀には哀しみの香りがするようだ。
でも、僕はその香りを嗅ぐと心穏やかになる。それはやはり良い香りだから。
あちこちで金木犀の木が植えてあるけど、みんな好きなのだろうか。
金木犀の香が好き。懐かしくて、どこか哀しい香りがする。
小説なんかにも金木犀はよく出てくる。(「木犀」と出ていると場合もあります)
だいたいどの作品も、哀しみや、心持無いシーンや、寂しいシーンで金木犀が使われたりするが、やはり、金木犀には哀しみの香りがするようだ。
でも、僕はその香りを嗅ぐと心穏やかになる。それはやはり良い香りだから。
あちこちで金木犀の木が植えてあるけど、みんな好きなのだろうか。
「未練タラタラ恋日記」は、失恋の落ち込みから立ち直ろうといままでタラタラと書いてきました。それによってだいぶ気持ちも落ち着いてきたし、書くにつれてわが身のことのようには思えなくなってしまうほどでした。
しかし、今、状況は変わったのです。彼女は「友達からでなら」という条件で、再び交際してくれるというのです。ということは、未練タラタラでは無くなったわけです。失恋は無かった方向で、あったけど思い込みすぎたという気持ちにしようと思います。そうしなければ、今後、彼女に対して笑顔で接することが出来ないと思ったからです。
励ましのお言葉を頂きながらも続けてまいりました「未練タラタラ恋日記」は、本当の失恋まで休止させていただきたいと思います。
その日はやってきた。女の子とふたりきりで遊ぶこと、つまり、デートの日が。僕の気持ちを表すかのような快晴の暑い日だった。
しかし当日の昼前、張り切って床屋にいった僕の頭は、見事にスッキリしすぎていた。金をケチって安い床屋にいってみたらザクザク切られ、とんでもない髪型へと変貌していた。泣く泣く、いつもの床屋に行き事情を話し、カタチになるよう直してもらった。
だから、僕はキャップを深く被り、髪を露呈しないよう隠し、「みせてよ」と言う彼女の言葉にも頑として聞かなかった。それぐらい酷かったのである。
まず僕らは池袋はジュンク堂へと足を運んだ。その中にある喫茶店で涼んだ。なぜ、そこにしたか当人もわからない。一ヵ月会っていなかったから話すことには困らなかったし、対面で笑う彼女に至福のひと時を与えられた。 その後、各階にある本をみて周り、まったく本を読まぬと言う彼女にオススメの本を何冊か紹介した。次に向かったのは東急ハンズ脇にあるHMV。買いたいCDがあるという。洋楽の何かを買っていた。「どんな曲なの?」と詳しく聞けばよかったが、うっかり忘れていた。
今度は夕メシを食べたいと言うので何食べたいかを聞いたところ、何でも良いとのことだったのでビルディに連れて行った。味についてはあえて触れないでおこう。しかし、連れて行くところを間違えたとだけ言っておきたい。
腹ごしらえした僕らはバッティングセンターへ行った。僕が行こうと誘った。いいとこ見せようと思ったが、それは水泡に帰した。空振りばっかりでまるでいいところが無い。それに対し彼女はパカパカ打つは、打つは、さすが運動好きだけある。僕は空振り三振バッターアウトである。
そんなこんなで夜の9時前には帰途に着いた。帰りのホームの階段で僕は両足を同時につると言う超人的芸当をなした。哀れ、バッティングセンターで踏ん張りすぎた男の悲劇。しかし、そのことをメールに書き、見事笑いをとることが出来たのでつった甲斐があったというもの。また遊ぼうと、約束を取り付けた。
追いかけたといっても、漢字で表すと『尾行』になるが、カタカナで表記するならば『ストーカー』に違いない。Aは自らを「これじゃ、ストーカーだ」と冗談交じりに言っていた。
あとを追ったものの、まだはっきり彼女だと分かったわけではない。でも多分そうだった。つけるうちにそう思えてきた。結局、電車の中までつけることになった。彼女が同僚と一緒に帰っていて、話しかけられなかったのである。いや、やろうと思えば出来たはずだが、今一歩が踏み出せなかった。電車の中でもなおAはストーカーだと言ってやまなかった。わかっとるっつーの。
電車に乗り込み、つぎの駅でその同僚たちは降りていった。あとはもう話しかける機会を窺うのみである。僕は、乗り換えるときに電車から降りたところを話しかけようと思っていた。しかし、彼女は乗り換えの駅の二つ前で降りた。僕は驚きつつも急いで降り、決心を固めて改札を出たところで思い切って話しかけた。
「すみません。・・・Hさんですよね。どーも。久しぶりです。覚えてます?」
周りの雑踏に声がかき消され、聞こえなかったかなと思ったが聞こえていたようだ。
「あっ、久しぶり~。覚えてるよ。でも何でここに?」
振り向いた顔はマジで驚いていた。
「今日は友達と近くに来てて・・・、その帰りなんだ。で、池袋にこれから行く」
だが池袋に行くならばこの駅で降りるはずが無いことに、僕はまだ気づいていなかった。
「この前、番号とかアドレス聞くの忘れちゃって、つぎまた試験官やるでしょ?近くなったら連絡しようと思って」
「私も聞こうと思ってた」
この「私も聞こうと思ってた」発言は社交辞令にしろ嬉しかった。
15分くらい話したろうか。彼女はこのあと掛け持ちのバイトがあると言っていたので、積もる話を切り上げ「それじゃまた」といって別れた。だからこの駅で降りたのか。
帰りの電車の中、Aは「これから池袋に行くって言うのはまずかったな。嘘ばればれじゃん」と言ってそれで僕は初めてミスに気づいた。「あとお前緊張してんのすぐ分かったぞ。もうちょっとリラックスすると良かったと思うよ」他にも色々と指摘され、打ち砕かれた。
帰りの電車の中僕はなんとも言いがたい気分だった。会えて、連絡先聞けて嬉しかったけど、ヘタな嘘ついてバレたのではないかという不安というか、己のミスに打ちひしがれていた。つまり喜びたいけど素直に喜べない。顔は笑ってるけど内心は焦っている感じ。でも6:4で嬉しさがやや勝っていた。
「頑張れよ~、今日中にメール送っとけ」とAは別れ際そう言った。「わかった。ま、今日はありがとな。メシは今度な」
家に帰り、送るメールの内容を考えた。なんて書きゃいいんだと戸惑いつつも、何とかそれらしいものが出来上がった頃にはもう夜は11時になっていた。さっそくメールを送り返事を待った。どれぐらい待ったかよく覚えていないが、そんなに遅くは無かった気がする。とにかく返事が来た。何通かメールを交わした結果、展開は明日池袋で会うことになっていた。急すぎて僕がびっくりした。
もうすぐ夏も終わる頃だった。しかしまだ外に立つだけでも十分暑く、汗をかく。その日何の用事か忘れたが大学の友達のA君と学校へ行った。夏休みはまだまだあったが、特にすることもなく、暇だったから何となく行ったのだろうか。覚えているのは、涼しい学生ホールでダラダラしゃべった事だけ。
学校帰り、僕はAに「今日、このあとちょっと俺に付きあってくれ。あとでメシおごるからさ」と言った。「なんかあんの?」と言うごく自然なAの問いかけには、その場ではあえてあやふやにしておいた。そうする必要は無かったが、言いにくい心境だった。なぜなら、その日僕は彼女のバイト先へ行ってみようと思っていたからだ。
彼女は都内にある某有名ホテルで働いていた。最近働き始めたばかりだと試験官のバイトのときに聞いていた。
そこまでは学校から比較的近く、電車で15分ほどのところだった。途中一回乗り換える。電車の中でAはずっと何があるのか質問してきた。僕はそれにヒントを小出しにし、いつの間にナゾ掛けみたいになっていた。ちなみに、このA君は前々回の試験官のバイトを一緒にして外部から内部になり、「もう試験官はたくさんだ」と言うセリフを吐いた男である。
目的地の駅に着くと僕の緊張は表面化した。「ち、ちょっと、冷たいものでも飲んでいこう」ドモった。「いいけど」と答えるAの顔はとても不思議がっていた。
駅前の喫茶店に入り、僕はすべて話した。ようやく展開を把握したAは「お前、早くそう言えよ」と焦らした事に不満そうだった。
このあとどうするかを小一時間ほど話し込んだ。僕の作戦(?)は「友達と近くに遊びに来たついでに寄ってみたんだ」という偶然を装って番号なりアドレスを聞こうと思っていた。いなかった場合のために手紙も書いた。ホテルのスタッフに頼んで渡してもらおうと思ったのだ。この作戦にAも概ね賛成した。
さっそく店を出ると、外の日差しは強く暑かった。寒いくらいに涼しい店内との急激な温度差が妙に気持ちよかったが、それもつかの間、5分もしないうちに暑さでへばりそうになった。そのまま一路、彼女の働くホテルへ向かった。バイトが終わる時間まで多分あと1時間以上はある。何時に終わるかははっきり分からなかったが、夕方5時ごろに終わると聞いた覚えがある。僕とAはホテルの駐車場で待っていた。そこでAの昔の彼女の話を聞き、なんともいいがたい気分になったのを覚えている。
ふと、一体彼女がどこから出てくるのか分からないことに気づいた。ホテルをぐるりと回ってみると、従業員で入り口なるものを発見したので、その前で待つことにした。しかし、五時半になっても彼女は出てこなかったが、今日働いていることは分かっていた。さっきホテルの周りを回っているとき、フロントで彼女の姿を見つけたのだ。遠目で見たので確信は持てなかったが、多分そうだ。
六時に近くなり、Aは「今日はもう諦めるか。見間違いってこともある。暑い」と諦め顔。正直、僕もさっき見た人に確信が持てなかったのでもう半ば諦めていた。
「手紙どうしようか、何か頼み辛いな」
「まあな、でもせっかく書いたんだし」
手紙についてあーだこーだ言っていた時、さっきいた駐車場の方から女の子数人が出てくるのが見え、駅のほうへと歩いて行った。従業員出入り口前にいた僕はとっさにあれかも知れないと思った。Aも「ここでだいぶ待ってるけど出てこないんだから、駐車場から出てきたあの人たちがそうかもな」と推測。
そうこうしているうちに女の子たちは見えなくなっていた。僕らは走って追いかけた。
「あと二ヶ月会えないのか。でも会えるか分からない。連絡も出来ない」
あの日以来あの子のことばかり考えるようになり、そして、連絡先を聞かなかったことに後悔した。
自分がいつ恋に落ちたか、それは後になってみないとよくは分からないものだと思う。ただその時は熱い想いと言うか、熱病にうなされている感じで、恋多き人以外は「これは恋だ!」とはなかなか判断し辛いはずだ。
僕はしばらく、そんな悩ましい日々を送った。恋をしているのか、それとも女の子と話し込んでその熱が冷めやらぬのかということで昼夜頭から離れない。そこで友達に相談してみると「惚れたな。お前、その子に」とかなんとかで、恋しているだろう派が多数、いや、みんなか。みんなそう言うなら間違いない。
「恋だ。僕は恋してしまった」
モヤモヤは確信へと変わった。
僕はいてもたってもいられなくなり、行動に出ることにした。つまり、僕があの子について知りうる限りの情報を引っ張り出して、偶然を装い接触を図ろうというわけ。
あの子は自分と同じ市内に住んでいること、最近働き始めたというバイト先、最寄り駅や、その駅をバイトの際に利用すること、などが僕の知るありったけの情報だ。調べたわけではない。喫茶店での会話からや、試験官のバイト中に話したとき聞いた情報だった。
その時僕は教習所に通っていた。教習所からその駅まではそう遠くは無い。だから、教習所のついでにと言う理由をくっ付けて、バイトの終わるだろう夕方頃駅の改札で待ってみることにした。まるでストーカーみたいだが、駅で待ったのは結局3回だけだった。と言うのも、待ち伏せ初日で「これって結構キツイな・・・」と感じ、その途方の無さから待ち伏せる気が無くなってしまったのだ。それに、改札から続々と出てくる人たちから発見することは至難だった。それでも、もしかしたらという思いから待ってみた。
しかし、彼女を目にすることは一度も無かった。
その頃の僕は、毎日恋を歌った曲を色々とたくさん何度も聴いた。悲しい恋の歌もあれば、ノリのいい感じのもある。しかし、僕はそのどれを聞いても哀しかった。毎日切なくて、同じ市内に住んでいながら会えないなんてことがもどかしかった。
喫茶店の前で「またね」を言ってから一ヶ月が経とうとしていた。
そして、僕は最終手段をとることにした。
帰り道、僕らは今日のバイトの話や地元の話、世間話をした。僕はぎこちないが彼女は至って自然体。むしろそのほうが良かった。どちらも緊張していたら気まずくなる。
そのまま僕の家の駅近くの小さな喫茶店へと入り、彼女はカフェオレ、僕はコーヒーを頼んだ。どちらもアイスで。
そもそも口下手で何を話したらよいのか検討がつかなかったから、しばらく店の雰囲気、内装について話した。
「あ、写真だ。うまそうなケーキの写真がある」
「あっちにも貼ってあるよ。うまく撮れてるね」
そんな空気みたいな薄くて無意味な会話が続き、でも僕はそんな会話が好きで、だいぶ落ち着きを取り戻した。だが、この落ち着きは会話をあらぬ方向へと導いた。就職の話を始めたまでは良かったのだが、その後がまずい。あとになってそのことを友達数人に話したら「お前、それはありえない」などのお言葉をいただいた。
確かに自分でも思う。ありえない。就職話から将来の話へなり、人生、宗教、世界の問題はたまた宇宙の話まで飛躍させてしまったのだ。もちろん僕がバーっと語った。ときどき相槌打ってくれたり、賛同を得る場面もあったが、終始自論を展開した。しかし、そのときは初対面の人に、ましてや女の子に話す話題では無いなど気づくよしも無かった。きっと舞い上がってしまい、その先に落ち着きに似た舞い上がりの極地に達していたのだと、勝手に解釈している。
3時間は居ただろうか。空もすっかり日が暮れ、紫っぽい空で雲は疎らに夕焼んでいた。そろそろ出ようかと言い出したのは僕。話題も尽きたし、彼女も疲れたろうと思ったから。
「じゃあ、また試験官やろうよ」
店先で、冗談っぽく言ったが僕は本気だった。
「うん。またやろう」
彼女はおもむろに携帯を取り出すと時間を見ていた。このとき番号やアドレスを聞けば良かった。聞こうと思ってた。いつ言おうかずっと迷っていたのだ。
「またね」
これがついに番号を聞けなかった俺が吐いたセリフだった。
「またね」
お互いそう言って喫茶店の前で別れた。
もう、会えないかも知れない。つぎのバイトだってやるかわからない。僕と反対方向へと自転車をこいで行く彼女を短く見送り、そう思った。
席に着いたものの、遅刻者という立場、座り心地はいいものではなかった。
説明も途中からだったからよくわからない。しかし、机に貼られた長方形のシールには「外部」の文字があった。内心「やった!!」と歓喜の声を上げずにはいられない。緊張も緩んだころ、突然僕の名前が呼ばれた。責任者だ。どうやら内部にバックレたやつがいるらしく外部から一人内部行きが出るらしかった。
「Sさん(自分)、Sさんいますか?あ、受付したことあります?」
「えーと、前回も外部だったので・・・ありません(うわ~、内部嫌だよ)」
「そっか~・・・じゃGさんは受付やったことある?ある、じゃGさんスミマセンが203教室お願いします」
危うく内部やらされるとこだったのだ。これが決まると説明の時間は終わった。外部担当の責任者に付き従い、教室を出る。その時外部担当の人は自分を含めて、4人いた。僕以外の3人は女の人。と言うか、全体で(20人くらい?)男は2人だけだった。確率でいったら何らおかしなことではないのだ。その3人の女の子たちに特に印象は無く「ああ、この人たちと働くのね」という感じしかしなかった。
外に連れられていくと、看板にポスターを貼ってくれと言うので皆、協力し役割分担が自然と決まると、テンポよく作業を進めていった。女の子たちはすぐに仲良くなりチームワークを発揮。あっと言う間にポスターを次々と貼ってゆく。僕の隣にいたHさんが話しかけてきた。(名前は胸に名札が貼ってあるのですぐ分かる)
「このバイト初めて?」
話すことなど無いだろうと思っていただけに少しビックリし、なぜ馴れ馴れしいのか気になった(俺が女の子に慣れていないだけのことだが)。
「二回目です。前も外部でした」
とごあいさつ程度に答えた。
実はこのHさんこそ、後に僕がベタ惚れする女の子なのだ。このときはなんとも何の感情も無かった。つまり一目惚れでは無いということなのだ。
その後も作業をこなしつつ話していくと、彼女は一つ上だということが判明した。だから馴れ馴れしい言い方だったのか?そして住んでいるところも比較的近いことや、帰国子女であることなど色々分かった。仕事中も話していたのだが、すごく話しやすい人だった。落ち着きがあって自分を持っている様で、頭もキレる。まるで自分とは違うのだ。仕事が終わるころには、もっと話したいと思うようになっていた。そして、自然と一緒に帰ることになり、その途中、これまで生きてきた中で一度も言ったことの無い定番の、お決まりのセリフを無理やり吐き出した。
「あ・・・用事なかったら、その、お茶でもどうかな?」
「うん」
言うまでも無く僕は緊張しすぎて、ドギマギしていた。
この際(酒の勢い)、好きだったあの子との馴れ初めから、フラれるまでを5、6回に分けて書こうと思う。これは忘れるための作業でもあり、決別の意味も含めて、である。
初めて、彼女にあった日の事は今でもはっきり覚えている。まあ、三ヶ月程前のことだからそんなに昔の話じゃない。単発の試験官のバイトでのことだった。
その日は朝から曇っていて、今にも雨が降り出しそうな空だった。「こんな日にバイトだなんてツイてないな」大学の入学式のときに仕立ててもらったスーツが汚れるのが嫌だった。
時間に間に合うように支度していたのだが、気づいたら遅刻していた。「歩いていくんじゃなかった」と後悔してももう遅い。
僕がバイト先についた頃には説明がすでに始っていて、少し悪びれながらコソコソと説明が行われている教室へ入っていった。
ドアを開けるともう皆席について、真面目な表情で前を向き責任者の説明を聞いていた。ものすごく入りづらいこの空気の中、僕は指定された席へと向かった。やけに女の人が多かった。
実は前も一度この試験官のバイトをしたことがあった。そのときは大学の友達と一緒だった。試験官のバイトの仕事内容はまず、内部と外部に分けられる。内部と言うのが試験監督からその準備の仕事。外部は、外に立ち、受験者を案内するのが主な仕事ですごく楽チンだ。友達と一緒のとき友達は内部。僕は、外部に回された。
僕は本当は内部になる予定だったのだが、駅前で友達を待っているところを、会場責任者に呼び止められ、急遽、外部担当となったのだ。その代わり友達は外部だったのが内部になった。
今度もその友達を誘ったが「もう試験官はたくさんだ」と言い残し去っていってしまった。しかし、別の友達を誘うことに成功し、安心していたらバイト説明会の一週間ほど前に突然のドタキャン。もう応募の電話してしまった僕は仕方なく一人で試験官をすることになったのである。
つづく
遺伝子工学。耳にしたことのあるようで、そうでないようでもある言葉だ。
今日学校の授業で、そんな遺伝子工学についての解説があった。
始まりは地球の誕生からだった。
全部説明するのは面倒だから省くけど、率直な感想、生命の誕生は本当に奇跡だったんだと思った。
その奇跡を例えるなら、宝くじの一等に一万回連続当選するよりもずっとありえないことだったのだ。
興味のある人は調べてみると良い。いろんな隕石がぶつかって、それに含まれていた炭素や、何やらが、地球で結合した。地球でなければ結合しなかった。
なんでこんなこと書くかというと悲しくて寂しいから。問題を宇宙レベルに持って行き、悲しみを縮小させる。
泣きはしない、否、泣けない。この痛みは鈍く、とても鈍く痛むのだ。ジーンって。
あと、 どれぐらい沈めばいいのだろう。