寒い季節がやって参りました。
秋の深まりを感じます。
このような夜に温まる一膳。
横浜関内には不可思議なお店があります。
現代において、温かく濃く淹れた煎茶。熱々の豚汁。パリパリな沢庵。鶏肉のふっくら仕上がる親子丼を六百五十円で提供のお店です。
白木のカウンターは、手入れが行き届いて清潔そのものでして、手のひらに伝わるその感覚は頬ずりしたくなる程の優しい木の手触りです。
テキパキなおじさんがさっさと煮立てた割り下に鶏胸肉と玉葱を放り込んでぐつぐつ!
その間におばさまが熱々煎茶。
沢庵。
熱々豚汁を提供くださいます。
…この豚汁。分かりますか?イチョウ切りの大根が「これでもか!」と入っております。
お椀の中は大根の間に人参と豚肉と玉葱と味噌汁!という塩梅でして、根菜類たっぷりな温まる出来上がりです。
大根の柔らかい事!
ミディアムレアな卵の仕上がりは賛否両論でしょうが、出来上がり熱々の親子丼。これは、絶妙です。
鶏胸肉は、煮込むとパサパサする事がありますが卵のトロトロがおいしくサポートしています。
丼。というよりは、お茶碗での提供がなんだか軽快なお店の心意気を現して好ましいです。
また、参りましょうね!
では、夜勤に出かけます。


