子供服売り場の中にあるカフェは
赤ちゃん、幼児ちゃんがいっぱいで
息子の幼いころを思い出す。

 

立てない頃は、お風呂に入れるのが大変で、
早くつかまり立ちができる時期がくるといいなあ、と思ってた。

 

立てるようになると、
早く手を繋いで歩ける時期がくるといいなあ、と思ってた。
 
手を繋いで歩けるようになると、
同じ歩幅で楽に歩けるようになればいいなあ、と思ってた。

 

外でも騒がず、大人しく椅子に座ってくれている子だったけれど、
それでも、早く一人で時間をつぶせるようになってくれたらいいなあ、
と思ってた。

 

 

そして

 

あの頃、願ったことが全てかなっている今、
昔の息子に会いたいなあと激しく思う。

 

ほんと、これだけ見ると
我ながら自分勝手な母だなあと思う(笑)

 

あのとき、先ばかり見ていたけれど、
それでも、誰よりも息子を愛していたの。

 

 

そして、今ならわかる。

 

あのとき必要だったのは、あの子の成長ではなくて
わたしの心の余裕だったのだなあと。

 

何かの拍子に思い出す。

もっと「今の息子」を味わうように日々を過ごせばよかった。

 

それは、小さな棘のように

触れた途端、ちょっとの痛みを伴ってうずく。

 

 

わたしだけじゃない。

どんなお母さんにもあるのだろう。

 

後悔や懺悔、これでよかったのだろうか、、

といった「小さな棘」が。

 

だけどそれは、

ママとして、一生懸命むきあってきたから生まれた証でもあるのよ。

 

それがあっての、私。

それをもった私で、息子のお母さんをこれからもやっていく。

 

そんなことを思いながら、お茶を飲んでいると

ふと隣の席にいた赤ちゃんと目が合う。

つい笑いかけてしまう。

 

周りのおばさま、おばあちゃまたちも、目を細めてみてる。

 

みんな、幼かったときの我が子を思い出しているのだろうか。
ちょっと疼くとげを、思い出している人もいるのだろうか。

 

 

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小さな棘をもっているあなたへ
自分を愛おしく思える、自分に優しくなれる

 

=開催中の講座・セッション=

 

 

 

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