前の記事で
試製七糎半自走砲ホ二Ⅰ一号車について考察してみましたが
九七式中戦車前期型車台の図面(パンツァー誌)のボルト位置が
違っている為AM誌の富岡氏の図面を元に合成してみました。
こちらの図面はパンツァー誌(80年代の)記事からですが・・・
ぱっと見、防楯の側面装甲板から四技研・215号車らしいですが、良く見ると相違点が・・・
そこで四技研・215号車。
試製1号車を合成しなおしてみました。違いがわかりますでしょうか。
一見すると同じように見えますが、
防楯斜め部分の装甲板の位置が違い側面装甲に溶接される装甲板が狭いのです、
その為生産型よりも側面装甲の前方位置が前進しています。
私はパンツァー誌に掲載されている写真くらいしか見ていませんが、
側面装甲板内側には榴弾砲属品を装備する為と思われる仕切り板が付いています。
旧型車台に初期型砲塔の場合にもあるようです。
後期型には仕切り板ではなく右側に装備品固定具が付く。