はじめまして★原発内の家畜につきまして

ペットは連れて帰れるからいい、でも
家族の牛と分かれることになるかもととてもとても悲しんでいらっしゃる方がいます。
私のブログを読んでみてくださいm(__)m

命より大事な牛を助けてというおばあちゃん、
死んでしまった牛の亡骸の前でひたすら手を合わせてあやまるおじさん・・

本当に、もうどうにもできないのでしょうか。



こういうメッセージをいただきました。私も実際どうしてやりようも無い。

でもあの牛の目を見るとなんて優しい目をしているんだろうと思うのです。

何頭残っているのかわかりません。

心ある牛飼いの方助けてやってくれませんか。



牛飼いさんの悲しい悲しい想い・・・                     


今でも懸命に牛をお世話されている方のブログです。

了承を得て牛に関するところだけお借りしました。

ありがとうございますm(__)m

その愛情に何度読んでも涙が出ます。

ぜひぜひ・・・・・・読んでみてください。

「動物も同じ命」といっている方

是非こちらにも目を向けてくれませんか?



3月31日「やはり、見捨てることなんてできない」

人によってはたかが牛なんだろうし、
今の状況では肉で出せないんだから助けたって仕方ないとか
(肉でなく牛という生きてる動物だよ)
あるけど、このまま見捨てるなんて出来ません。
避難勧告指示には行ってはいけないという、

強制力は無いそうで、ラジオで放射能測定値は家より

今居る避難場所の方が高かったりしてる。

お久しぶりの我が家…何にも変わってない…
誰も居ないゴーストタウンです。


行く前に、何頭死んでしまっただろ?
お産予定の◆ちゃんは真っ先にダメか?赤ちゃんは?
とか暗い気持ちでいっぱいでした。
作業着になって恐る恐る牛舎に近寄ると、
泣く?鳴く!怒鳴る!水の飲みたいんだよね!

◆は私の牛舎の端にいて、足音を聞いたのかいつもと
同じ顔出して迎えてくれてて、足元に赤ちゃん!
よくぞ助かった、君は奇跡の子だから奇跡という名前にしよう!

●と▲も無事、みんな生きてました!
運動場に出せるのは、全部出したし、水も飲めるし、
草やわらをまとめたのを何個か置いてきたから、
数日は大丈夫でしょう。

この先、どうなるか全くわからないけど



3月31日「奇跡の子」

すくっと立っています。初めて見る人間(私)
に戸惑ってたけど、なでなで出来ました。





4月1日「再び、ゴーストタウンへ」

ガソリンを入れられたので、一人で家に行く事にしました。
ちょっと道に迷って もエンストしないから安心です。
そろそろ水も無くなる頃だし、暖かい日も続いて不安だし、
飯舘村で土壌汚染報道されたり、現在避難勧告指示地区が
危険区域に認定されると立入禁止になってしまう
可能性でてきたからです。



4月1日「悲しい事実」

今日、牛舎に来て二頭死んでいるのを確認しました。
がっかりして、もし昨日か一昨日来てれば、
助かる命だったのか?
悲しくてムカついてやり場のない怒りに
なすすべもなく立ち尽くすだけでした!
死んでいたのは、何と「奇跡」の兄の★君、
まるで自分の命を渡していったみたいです。
★君は赤ちゃんの頃、下痢で脱水症状出て一ヶ月
ポカリみたいなのを飲ませてました。
いつも「●●たん」と呼んでました。
もう一頭は買ってきた牛で名前わからなかったから
あだ名で呼んでました。いつも独り言か寝言言ってる牛でした。
そして、▲がいないんです。まだ、小さいから
柵の隙間から出たようです。今から、探しにまた行ってきます。



4月2日 「▲見つかる」

新聞報道で、危険区域とされると強制的に避難されるから
今のうちにと来る人多いのです。
低空でヘリコプター飛んでるから見られてます。
▲は牛舎の脇の木の陰に隠れてました。
捕まえようとすると跳ね上がり逃げてしまいます。
やはり、牛は一頭では遠くには行かないようです。
落ち着くのを待って、他の牛達の事やってました。
▲ は◆の水飲んでました。
▲ 落ち着いたのか、かけ~と声かけるといつもの様子で
近づいて来ました。頭撫でてお尻トントンしながら、
牛舎に入れました。心配そうに母牛が待ってました。よかったよ。



4月3日

私の車もやっとガソリン入れる事が出来たので、
一人で家に帰るのを決めました。
そして、木曜の朝の新聞見て、避難勧告指示地区は無人なのを
いい事に荒らし回るのもいるとかで心配だとか、
ペットや家畜の世話とかで帰る人達が多いとかで、
危険区域設定になるかもと報じていました。もしそうなったら
勝手に入ったとなると逮捕の可能性もと…
まだ検討に入ったばかりだから明日朝行かなくては、と決めました。



4月5日
土曜日の出来事(余りに非力な自分)

牛達の為だけど、錆びたジョイント外したり、柵開けたり、
私の右手の肘はもう悲鳴を上げていました。



4月6日 「もうだめなのかもしれない」


一体どうしろってんだろうか?
私がもがいても仕方ないんだけど…
うちは原発から20Km圏内です。
圏内に入る道路にバリケード張られて検問作られてしまいました。
確かに無人家屋狙うのもいるみたいだけど、
うちみたいな一時帰宅する人が多いのも事実でした。
入る場合は身分証明して用件話せば、入れるらしいけど、
もし入れなくなったら牛達はどうなるか?
より原発に近い所では牛達が道路歩いていたりするって。
もう帰れないとなれば、仕方ないよ。
生かしてたって、結局はと畜されると言われるかもしれないけど
栃木県で肉牛や乳牛の仔牛150頭受け入れるらしいけど、
今夫は動けないからじいさんが張り切ってるけどね!
助けられるかも…
ダメかも…
望みあるかも…
もう帰れないかも…
気持ちがゆさぶられて苦しい!
明日行ってきます!



日付を見ていただいたら分かりますが今も進行形です。




転載の許可をいただいてません。ただどうしても知ってもらいたかったので転載しました。