私のところは栃木市で小さな和風喫茶を経営しております。
これから観光シーズンに入るということもあり、お花見、その他のイベント等で1年中で一番のかきいれどきでした。
そこに今回の大地震、幸い私たちの街はそれほど大きな被害も無く難を逃れました。
しかし今、2次災害が襲ってきてます。
震災以後一日も営業できません。収入はゼロです。支出は多大です。
それでも何とかやっていかなくてはならないので、刑務所の職員さん相手の訪問販売を毎日やるようになりました。
かみさんと二人で出向いても1万円になるかどうかの商売です。
計画停電は実施され、冷凍庫や冷蔵庫に保存してあったものはすべて傷んでしまい廃棄処分となりました。
多くの零細業者が苦しんでいます。
しかしあなたはこれらの二次災害に何の手をうとうともしません。
今日は計画停電が3時半から6時半まであり、いつも5時に販売に行く私たちが着く前にほとんどの職員が帰宅してしまい、作ったものも4分の3以上余して帰ってきました。
こんな無計画停電のおかげで経済はますます回りません。
今週の金曜日にパーティーが入っており、それで一息つけるかと思っていました。
が、なんとパーティーのはじめから終わりまで、計画停電のせいで真っ暗になります。もちろん暖房もありません。
事実上の休業です。
私たち地方の人間はどうして東京23区の人たちの犠牲にならなければならないのでしょう。23区はほとんど停電もありません。電車も動いています。ガソリンも15分ぐらい並べば買えるそうです。
私の息子は電車が動かないために通学することもできません。
これが23区も同じように計画停電をするのであれば、何も文句は言いません。節電をして停電も受け入れて国のために喜んで協力するでしょう。
私たちは停電のために冷蔵庫のものが傷もうと、営業ができなかろうと何の保障もありません。
何故地方の人間だけ痛みを受けなければならないのでしょう。
もうギブアップ寸前です。
計画停電を受け入れると発表したのはあなたです。あなた達は何も痛まないでしょう。
私たちは地震による被害はほとんど無いのに、何故こんなに痛めつけられなければならないのでしょう。
必要なところに必要な物資が行き渡らず、地方ほど車社会でガソリンが必要なのに行き渡らない。
地方に住んでいれば誰でも不満に思うことです。
民主党への逆風も政局もあなた達は地震のおかげで助かってますよね。
原発は安全安全というのなら何故、自分のところで使う電力を自分の地域に原発を作らないのでしょう。
東京に原発を作ればいいではないですか。
矛盾しすぎています。